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eladycomi.comでも大絶賛販売中の、ハーレクイン小説を原作としたコミックブランド『HQ comics』。
2007年2月の創刊以来、続々と話題作を世に送り出している、世界的に有名なあのハーレクイン社の日本法人へ潜入し、編集部の方へお話を伺いました。 普段は見られない貴重な原画から編集部の様子、コミック製作過程まで、“ハーレクイン”の世界とHQ comicsの魅力にとことん迫ります。
ここでしか読めない立ち読み版や、激レアなプレゼント企画もありますので最後までお見逃しなく!
(※プレゼント企画は終了いたしました)

“ハーレクイン”とは・・・
恋のときめきやせつなさに胸がきゅんとしめつけられる、そんな恋愛の醍醐味をたっぷりと盛り込んだラブストーリー。物語の最後は必ずハッピーエンド、ゴージャスな世界観とあいまって、読者に幸せを与えてくれます。
ハーレクイン社とは・・・
2003年、全世界で1秒に5.5冊売れた本といえばハーレクイン小説。ハーレクイン社の書籍は25言語に翻訳され、世界94カ国で販売されています。2003年度の総売上部数は1億3千万部、全世界の5千万人以上の女性たちに愛読されています。この世界的ベストセラー作品を刊行するハーレクイン社(ハーレクイン・エンタープライゼス・リミテッド)は、カナダのトロントに本社を置き、日本では、100%出資の日本法人、株式会社ハーレクインがビジネスを展開しています。

◆世界のハーレクイン社 驚きの誕生秘話◆

−まず、ハーレクイン社全般に関してお伺いいたします。
−ハーレクイン社の創業はいつ頃ですか?


カナダの小さな出版社を持つ実業家ボニーキャッスル氏が1949年にイギリスのミルズ&ブーンという出版社を買収し、ハーレクイン社が誕生しました。きっかけは彼の妻がミルズ&ブーン社の本を読んで、これはカナダでも受けるのではないかと夫に提案したことだったんです。暗い世の中だけど皆がこれを読んで心が和めばという優しい想いからでした。 ミルズ&ブーンの創業は1908年だったので、来年でシリーズロマンス誕生から100年になるんですよ。


−歴史に重みがありますね。日本にハーレクイン作品が登場したのはいつ頃ですか?

日本では1979年9月に登場しました。当時はハーレクインロマンスの1シリーズだけで6点の刊行でした。

−日本に持ち込まれたきっかけってありますか?

事前にマーケットリサーチをしたんです。1000人の女性にテスト版を4冊セットで送ったところ、25%位の方が興味があることが分かったので、日本で展開して行こうと考えました。

−どのように広まっていったのでしょうか?

発売から10年程で急速に人気が高まり、ハーレクインという世界が日本人の間に定着していきました。

−従業員の方は現在どれくらいいらっしゃるのですか?


日本には正社員が43名います。世界中にはカナダ本社の他に14オフィスありますので、人数はその15倍くらいでしょうか。

−従業員の方は皆さん“ハーレクイン”お好きな方ばかりなのでしょうか?

もちろんです(笑)女性が多い職場ですよ。

−社長は外国の方だとお伺いしましたが?


代表取締役はベリンダ・ホブスと申しまして、オーストラリア人ですが現在は日本に常駐しています。読者の方々のご意見を大切にすることを常に心がけており、今年8月に開催された読者の集いでも積極的に読者と交わり会話をしておりました。



◆HQ comics 心が震える美しい世界観◆

−それではここからはHQ comicsについてお聞かせ下さい。
−HQ comicsというコミックレーベルの特徴はありますか?


編集方針として「美しくありたい」という指針があります。女性がロマンスに求めるものは、美しさや夢だと思いますので。誤解があって傷ついたとしても、ラストで結ばれるその過程、美しさを大切にしています。
もう1つは世界企業であるハーレクイン社から漫画が出る、ということです。ハーレクインの漫画が出るのは日本が初めてなんですよ。これから世界の支社でも漫画ビジネスを広げていければいいなと思います。

−読者層はどういった方が多いですか?

20代後半から30代前半の方がピークですが、10代からお年寄りの方まで幅広い年代の方からファンレターをいただきますよ。女性の方が多いです。

−まず原作があって、それを翻訳してコミック化されると思いますが、コミック化する原作の小説作品はどういう基準で決めるのですか?


まずはとにかく原作を読みます。おもしろかったものの中から、さらに絵にしやすい、絵にするとインパクトがありそうな作品をピックアップします。ヘリコプターから社長が現れたとか、シークにさらわれたとか。女性好みのキーワードが入っているものを選ぶわけです。 そして担当の編集者が漫画家さんに話を持っていきます。何作品か持っていって意見を聞きます。最終的に描く描かないを決めるのは漫画家さんなんですよ。漫画家さんがその作品を好きになってくれて初めて良い作品が生まれますので。そういう作品を探し出すのが編集者の仕事です。

−コミック化するにあたって編集の方や漫画家さんが大切にしていること、注意していることはありますか?


原作を機械的に漫画化するのではなく、漫画家さんが共感して描ける作品を選ぶことです。漫画家さんもハーレクイン好きな方が多いんですよ。

−小説との違い、コミックならではの魅力は何ですか?

やはり漫画は分かりやすく、そして美しいものだよと言えることです。小説が苦手で今までハーレクイン作品を避けていた方でも、漫画を読んで原作を読みたくなったという方も多いんです。読み比べてみたらどちらもよかった、という声を聞くと嬉しいですね。

−原作とコミック化された作品で大きく異なる点はありますか?

基本は原作に忠実で、という姿勢で描いています。ただページ数の都合でエピソードが多少カットされてしまうのはやむを得ません。

−HQ comicsでは作品を4つにジャンル分けされていますが、どのような基準で分けられているのですか?


小説のシリーズロマンスとは別に、独自で更にジャンル分けをしています。ピュア、ヒストリカル、パッション、サスペンスですね。メインはピュアシリーズです。心ときめく純愛作品を集めています。 それから今後「シーズナルロマンス」が増える予定です。シーズンに特化した作品を集めるシリーズです。クリスマスにクリスマスの作品を扱ったり、夏には夏の恋の作品を選んだりという形です。シリーズ増加については今後の検討課題です。

−それはファンとしては楽しみですね。現在1番売れているジャンルはどれでしょうか?

全て売れていますよ。読者の方は漫画家さんで選んで購入されている方が多いようなので、ジャンルはサブ情報的な位置付けです。刊行点数はピュアが一番多いです。

−シークものはどこに属するのですか?


全部にあります。シークとはアラブ系の君主や部族長という意味です。なので全ての作品に登場するシークは同一人物ではありませんよ(笑)シークって、女性が好きなアイテムという感じですね。皇子って憧れですから。

−シークものはシリーズ化しないんですか?

シークはときどき出てくるから、またそれがいいんです(笑)

−ミニシリーズとは何ですか?


同じ世界観で、ヒーローとヒロインだけが入れ替わって刊行されていくシリーズです。1冊1冊は完結していますが、続きものとしても読めます。3部作で長男の恋、次男の恋、三男の恋を描いたりという形です。11月刊行作品まで含めると、全部で5つのミニシリーズがあります。今後もたくさん出していきたいですね。

−これまで出版された作品で一番売れた作品は何ですか?

「拒まれたプリンセス」です。ミニシリーズの1つで、この「奪われた王冠シリーズ・全6部作」はシリーズを通して人気があります。原作小説が出版されてから半月遅れでコミック化という、創刊以来の1大イベントとして刊行されました。

大人気!『奪われた王冠シリーズ・全6部作』

−これから出版が予定されている本についてお聞かせ下さい 。

年内は全て刊行されるタイトルが決まっています。漫画は執筆に時間がかかりますので、刊行タイトルが決まるのも早いのです。原作選びから完成までは約2ヶ月半から長い人で4ヵ月くらいです。ページの構成やコマ割りを決める作業に一番時間をかけています。

−今後はどんな作品を出していきたいですか?

ファンタジーですね。人魚姫が恋をしたり、時空を飛び越えたり、剣と魔法が出てくる世界をコミックで描いていきたいです。

−HQ comicsをこれからを初めて手に取る読者へ、作品の選び方があれば教えて下さい。


難しいですね、基本的に全て1話完結でハッピーエンドなので、どの作品も安心して読めて、“ハーレクイン”の世界に入りやすい作品ばかりです。全ておすすめです。

−編集部イチオシのお勧め作品はありますか?

う〜ん・・・やはり全ておすすめなのですが、ミニシリーズ3部作『シチリアの恋人たち』の、「愛と憎しみの迷宮」、「愛のプロローグ」、「選ばれた花嫁」は、大富豪3兄弟の恋がそれぞれ楽しめて読み応えがあります。

          
『シチリアの恋人たち』シリーズ3部作


−他の少女コミックとの差や、HQ comicsの売りは何でしょう?

ドレスが普通に出てくる世界観、圧倒的にゴージャスでリッチな世界を堪能できるところです。読後幸せになれる、そんなコミックスです。
また、“ハーレクイン”の世界では働く女性が描かれる中で、結婚式のシーンでウェディングドレスが出てきたり、子供を産む幸せも多く描かれています。少子高齢化の現代、結婚っていいな、子供っていいなと女性が思うきっかけになってくれたらと思います。

−書籍の電子書籍化について思うところはありますか?

HQ comicsの1冊125ページで読みきれるというスタイルは、一般書籍にも電子書籍にもぴったりのボリュームなのではないかと思います。どちらからでもハーレクインの世界には入りやすいと思います。

−今後の展望をお聞かせ下さい

今年は創刊から月に2、3冊づつの刊行となりましたが、来年は月に4冊づつ出していければと思います。刊行数を増やす中で、新しい漫画家さんにもどんどん執筆していただきたいと思っています。ご期待ください。

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